SIRIUS2 サイト作成ソフト 旧バージョンとの違いは?

SIRIUS2 サイト作成ソフト 旧バージョンとの違いは?

SIRIUS2 サイト作成ソフト/旧バージョンとの違い

アフィリエイトサイト作成ツールSIRIUSの新バージョン、SIRIUS2をゲット。

 

SIRIUS2の画面

 

旧バージョンとの違いや、旧版を持っている人は買う価値があるかなどをまとめています。

 

SIRIUS2の旧バージョンとの違い

 

ものっすごく大きな違いは、実は3点のみ。

 

  • 旧バージョンのWindowsに対応しなくなった(Windows7以前)
  • Internet exploreに対応しなくなった。内部のウェブ表示にはChromeを使用
  • サイトの修飾機能が充実

 

旧バージョンのSIRIUSは2022年5月31日に販売終了となっています。旧バージョンは内部にIntenet Exploreががっちり組み込まれていて、Internet Explore自体がマイクロソフトからのサポート終了となっているため、しょうがないかもしれませんね。

 

基本的な使い勝手は、旧版と変わらないです。ただ、内部でIEを使うのをやめた影響で、見たまま編集できる「デザインモード」など、操作感がかなり軽くなっています。

 

また「パーツ」と呼ばれる修飾機能が充実。

 

Sirius2のパーツ機能

 

画像ギャラリーや画像スライダー、コンテンツのタブ切り替え、会話リストや口コミリストなど情報を見やすく表示するための機能がグンと増えています。充実度は、Wordpress+Cocoon(テーマ)を入れたのとほぼ同等くらいのことをできる感じ。

 

初バージョン1.00はバグっぽい不具合がありましたが、レスポンスよくバグフィックスの更新が公開されています。まあ、ちゃんとしてるんじゃないかな。

 

テスト1 テスト2 テスト3
項目1-1 項目2-1 項目3-1
項目1-2 項目2-2 項目3-2
項目1-3 項目2-3 項目3-3
項目1-4 項目2-4 項目3-4
うさぎ
犬1 猫1 うさぎ1
犬2 猫2 うさぎ2
犬3 猫3 うさぎ3
犬4 猫4 うさぎ4

タブごとにまったく異なるコンテンツを記述できる。

 

(追記)上記の不具合を問い合わせしたら、即日回答がありました。

 

SIRIUS2サポート回答

 

で、そのとおりやってみたらこう。いいじゃないか。今はコード直接編集だけど、オプション画面で指定できるようになるっぽい。

 

テスト1 テスト2 テスト3
項目1-1 項目2-1 項目3-1
項目1-2 項目2-2 項目3-2
項目1-3 項目2-3 項目3-3
項目1-4 項目2-4 項目3-4
うさぎ
犬1 猫1 うさぎ1
犬2 猫2 うさぎ2
犬3 猫3 うさぎ3
犬4 猫4 うさぎ4

タブごとにまったく異なるコンテンツを記述できる。

 

パーツ機能一覧はこんな感じ。

 

  • 画像レイアウト
  • 画像ギャラリー
  • 画像スライダー
  • タブコンテンツ
  • フローチャート
  • アイテム比較
  • CTA
  • リンクカード
  • FAQリスト
  • 口コミリスト
  • 会話リスト
  • ランキング
  • 問い合わせフォーム

 

Wordpressでプラグインの組み合わせで実現しようとすると、うまく連動しないことが多々ありますが、ひとつのソフトで完結できるので、あまり気を使わずに修飾機能を使えそう。

 

SIRIUS旧バージョンユーザは、新バージョンを買う価値ある?

実際にSIRIUS2を使ってみた上で、SIRIUS2を買う価値があるのはどういう人か?をまとめてみます。

 

  • 今後もSIRIUSで作ったサイトをメンテしていく予定の人
  • Wordpressは1サーバに大量設置できないし、重い…という人
  • Wordpressに頻繁な更新や、大量にプラグインが必要とする点がイヤ…という人

 

まず、旧バージョンSIRIUSユーザで、過去に作ったSIRIUSサイトをメンテしつづける、という人は購入する価値あり。
旧バージョンが内部で使っているIEがサポート切れとなるので、ここから先は、急に使えなくなる可能性があるからです。

 

また、Hタグ構造が、ちゃんとSEOを考慮したものになっている点や、パンくずやレビューの構造化データが自動的に生成されるようになり、検索結果にパンくず、星付きレビューが表示されるようになっています。また、旧版では別売り機能だった、「検索結果の絞り込み」機能がデフォルトでついています。

 

ただし、このへんは旧版でもカスタマイズすればどうにかなっていた部分。

 

私がSIRIUS2に価値を感じたのは、機能面よりも「今ふうのWordpressっぽいサイトが出力できる。しかも軽い」という点です。

 

旧版のデフォルトテンプレートで作ったサイトは「昔のアフィリエイトサイト」っていう感じの、シリウス臭さが全開でした。しかしそれが、ちゃんとしたサイトっぽくできるという点は大きいでしょう。

 

結論として、旧版シリウスで、出来上がったサイトがダサい…と感じていた人には良いかも。また、モッサリしていたデザインモードがサックサクに動くようになっているため、操作性が良くなって作業効率があがる…という点も人によっては購入理由になるかもしれません。

 

なお、旧版のように「上位版」「通常版」という区分けがなくなって、「全機能入り版」が1個のみというシンプルな構成になっています。

 

なお、SIRIUS2で作ったからといって、ものっすごくSEO的に有利ということはありません。構造化データやHタグ、リンクなどの構成から言うと、Wordpressと同等程度にはしっかりSEO対応してる、という印象です。

 

SIRIUS旧バージョンから、SIRIUS2への移行は簡単?

移行は、クリック一発とまではいきませんが、まあまあ簡単になっています。具体的にはこんな感じ。

 

旧バージョンで(V1.6にアップデートしてから)移行したいサイトを選んでSIRIUS2に変換→サイトデータの変換(複数同時選択可能)

指定したサイトの数だけ、変換用のファイルが生成される。

 

SIRIUS2でバックアップ→複数のバックアップファイルを復元」

複数のバックアップからサイトを復元

 

旧バージョンでSIRIUS2に変換→FTPデータを変換で、ファイルに適当な名前をつけて保存。

 

SIRIUS2でシステム→FTP設定 FTP設定の画面で「インポート」を選び、先程のFTPデータのファイルを指定する

SIRIUS2に変換の画面

 

FTPデータはサイト単位ではなくて、SIRIUSで管理している全FTPデータがまるごと読み込まれます。それ以前にSIRIUS2で設定していたFTPデータは上書きされるので注意。

 

なお、移行後は、古いテンプレートがうまく動かなくなることが多いようなので、新プレートを改めて適用するのが必須という感じ。旧版でテンプレートをカスタマイズしまくっていた人は、ちょっと面倒かも知れませんね。

SIRIUS2 サイト作成ソフト/Wordpressとの比較

SIRIUS2とWordpressの比較

ちまたでは「昔と違ってWordpressがあるんだから、SIRIUSなんかいらないでしょ」という声もあります。
客観的にWordpressと比較してみました。

SIRIUS2 Wordpress
プレビュー見ながら編集 可(デザインモード)
出力サイトの速度 ○(そこまで遅くはない)
要バージョンアップ 特に不要 かなり頻繁
量産 100でも200でも 1レンサバ20くらいが限界
ネット環境 オフライン可能 オンラインのみ
バックアップ 全サイトまとめて可能 サイト単位でプラグイン使用

 

昔、旧版SIRIUSが登場したときと違って、今はWordpressを使えば、直接HTMLを触らずにきれいなコンテンツを簡単に作れるし、スマホ対応も簡単。
じゃあ、Wordpressでいいじゃん。

 

SIRIUS2はHTMLオンリーのコンテンツを出力できるけど、WordpressのサイトとSpeed Insightで比べて、速度的優位性はいうほど高くないかなと思います。
じゃあ、Wordpressでいいじゃん。

 

Wordpressはphpベースが故に、ものすごい勢いでバージョンが上がっていくし、バージョンアップに従って動かなくなるプラグインも出てくるし、あげく「PHPのバージョン上げろ」とまで言われる始末。

 

SIRIUS2なら、HTMLオンリーなので、それがないため、作ったら何年も完全放置してても、「いつのまにか表示されなくなってた」ってことはないでしょう。

 

Wordpressは、データベース(MySQL)を1サイトにつき1個使う関係上、1レンタルサーバには20サイトくらいが限界ですが、SIRIUS2なら100や200サイト作っても全然平気。(XServerの場合)

 

あとは、SIRIUS2なら、オフラインでも普通に使える点や、複数サイトのバックアップを一括で取れる点がメリットと言えるでしょう。

 

個人的には、「今からアフィリサイトを初めて作るんだけど…」という人には、とりあえずWordpressがいいんじゃない?無料だし…って言うと思います。

SIRIUS2 サイト作成ソフト/まとめ

  • SIRIUS2は旧バージョンより一段上の操作性と修飾機能の充実がウリ
  • SIRIUS2はWordpressと比べると、表示速度とバージョンアップが不要な点、サイト量産しやすい点がメリット
  • 出力サイトがHTMLオンリーなので、PHPが使えないような安いレンタルサーバでも利用可能

 

まあ、主にSIRIUS2を買う人は、「旧SIRIUSのInternet Explore部分がサポート切れになっちゃったから…」くらいの消極的な理由かもしれないですね。

 

SIRISU2の不満点

今のところ3つあります。

 

  1. 販売形態がサブスクっぽくなった点
  2. コンテンツ編集の記事10制限がそのままな点
  3. 見出しやリスト設定が1クリックから階層深いメニューに移動した点

 

初回は本体+2年分のサポート費用、3年目以後はバージョンアップや質問でのサポートを利用する場合は毎年、年間サポート費用がかかるという点。
これは発表当時不評だったようで、対応が少し緩和されました。
年間サポート費用を払わなくても、ライセンスは有効。起動できるし全機能使える。ただ最新版にアップデートできないという状態になります。

 

いわゆるサブスクのような扱いになって、買い切りとは違う感じになっちゃった点。

 

2年もすれば、へんな不具合はあらかた修正されてるだろうし、バージョンアップしなくても平気かもしんないけど、バージョンアップだけはさせてほしかったな。セキュリティホールの緊急対応とかもありそうだし…。

 

過去のSIRIUSの謎仕様は、どうにかしてほしかった。SIRIUSは、1ページにつき「記事」という見出し付きコンテンツが10個まで作れるようになっています。たまーにこの「10個まで」という制限が足かせになっていたことがあったので、SIRIUS2になったら、この制限はなくしてほしかった。無制限に「記事」を増やせるとか…

 

コンテンツ編集画面で「見出し」や「リスト」が1階層深いところに移動してしまい、今まで1クリックでできていたのが、ドラッグ操作が必要になった点も、不満。たまにしか使わない機能はそれでいいんだけど、手数が増えるのはやめてほしいなぁ。

 

SIRIUS2購入して、本当に良かったと思った点

  1. 作成サイトの「シリウス臭さ」が消せる
  2. デザインモードがサクサク軽い
  3. モバイルの狭い範囲に、見やすく情報を配置するための修飾機能が充実

 

まず、シリウス臭さが消せる点。適当にテンプレートやヘッダを選んで作っても、まあまあオシャレな感じのサイトに仕上がるのだ。見た目キレイだと、ある程度の信用度につながるのでこれはいいなーと、思いました。

 

次に、デザインモードが軽くなった点。作業効率アップという点で、これも地味に良い。旧版だと開くまで3秒くらい待たされていたのが、SIRIUS2だと1秒以内という感じ。いちおう、頻繁にデザインモード呼び出しても許せる程度になってると思います。

 

あと、今回のウリっぽい修飾機能。モバイル画面で比較コンテンツを作る際に、けっこう嬉しい。タブ+テーブルとか、アイテム比較とか、フローチャートとかをコンテンツに組み合わせると、読まれる率も上がるんじゃないでしょうか。

 

私は「旧SIRIUSのデフォルトのサイトデザインが微妙」という点と「Wordpressはページ遷移に待ち時間が発生してうざい」という点が同時に解消されたので、購入して良かったです。