史上まれに見るふざけた教材

史上まれに見るふざけた教材

史上まれに見るふざけた教材とは

 

私はその、長い長いランディングページを
大して読まずに購入しました。

 

「洗脳」されているのかも知れません。
新興宗教にハマる信者のように。

 

「寄席」の名をつけた不思議な教材は、
動画十数時間+レジュメPDFというものでした。

 

なんで動画?あとから読み返しづらいのに?
と思ったのですが、理由がありました。

 

「自分のノウハウすべてを出し切った。しかし、伝わらない部分があるかも知れない」
「だから、話す内容の『間』から、足りない部分を読み取って欲しい」

 

そういうことのようでした。

 

人間が文章だけで伝えられるのは、伝えたい情報の1割程度だと聞きます。
なるほど、「間」だとか「声のトーン」、「感情」みたいなものも重要なのかも知れません。

 

付録として、全音声の書き起こしPDFが付属していたので、
あとから読み返すのに、困ることはありませんでしたが。

 

ワケのわからない造語や、森本レオ風の声、
心理学、哲学、芸術などから、アフィリに使いやすいように整理した方法論、
例によって、惜しげも無く公開される「実際売上を上げている」サンプルサイト。

 

 

こんなもん、公開する奴がいるか!!

 

情報商材なんてのは、肝心なところは隠して、
何も知らない初心者をだまして売りつけるもの!

 

本気の、マジなノウハウを有料とは言え公開するなんて、
どうかしている!気が知れない!

 

こんなもん読まされて、それでも成果が上げられなかったら、
自称中級者の私は、初心者以下!
応用力のない、コピペ野郎!
頭でっかちの怠け者!
そう呼ばれても、反論できないじゃないか。

 

あなたも、そのサンプルサイトを見せられたら思うことでしょう。
「こんなサイト作ったら、稼げるに決まってるだろう!」って。

 

あとから聞いたんですが、その教材は、
1,014人ものメルマガ購読者のうち、373人が購入したそうです。
メルマガ読者の1/3です。

 

驚異的な数字ですが、私は、「そりゃ買うだろう」って思いました。

 

マーケティングの世界では、顧客満足度は次の式で表されるそうです。

 

顧客満足度=顧客が感じた価値 − 事前の期待度

 

私の満足度 = 200 − 100 でした。

 

こんなこと、私は決して真似できない。
十分な満足感を得ながら、しかし、心の底から沸き上がるこの気持ちは、
「嫉妬」というやつでしょうか…。

 

新しい世界へ、ようこそ